「ピア=仲間」「ピア=同じ」と言う意味合いがあります。
突然の車椅子生活を迎える事によってご本人は様々な葛藤がある事と思います。
又、迎え入れるご家族も様々な不安、思いがある事と思います。
我々車椅子使用者が地域で生活する上にあたって4つの支援が必要不可欠と言われております。
@環境 A支援 B医療 C生活 (詳しくはピアの図式をご覧下さい)
入院中は医療スタッフが様々な助言をして頂ける事と思います。
それはそれで凄く参考になると思います。
しかし地域での現状は中々教科書通りにはいかないイレギラーな事が多々発生して来ます。
特に神経に障害を負ってしまった脊髄損傷の排泄に関しては顕著にあらわれて来ます。
又最近ではSNSの普及で配信等情報を入手し易くなって来ています。
それはとても便利だと私自身認識しており参考にしたり配信したりしております。
入院中の車椅子使用者及びそのご家族の方々が知りたいのは、結果は勿論ではありますが
途中途中の注意点・問題点が知りたい事ではないか思います。
故に
上記4つの支援の注意点・問題点を会員自身が
*我々地域で生活する車椅子当事者しか知らない事
*辛い経験したから、大変な思いをしたからこそ分かる事
*実際に失敗したからこそ伝えられる事等々
実体験、実経験を基に動作を交えてお伝えする事で
退院後にこれから地域で生活を迎える車椅子使用者そして
その家族の不安を少しでも軽減する事が出来のではないと
思って活動させて頂いております。
これが「同じ目線(仲間・当事者)」=「ピア」なのです。
(脊髄損傷者友の会 代表 栗林 稔昌)
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